「原料シリーズ クロレラについて」
今回のジャーナルは、CLEAN GREENの原料でもあるクロレラについてです。
CLEAN GREENは、豊かな太陽と清浄な水に恵まれた台湾産のピレノイドサ種のクロレラを使用しています。
クロレラは、強靭な細胞壁に覆われているため、消化性の向上を目的に、細胞壁の破砕処理を施しています。日本市場において半世紀以上の供給実績を有した原料です。
クロレラは、ギリシャ語の「chloros(クロロス=「緑」の意味)」とラテン語の「ella(エラ=「小さいもの」の意味)」が合わさった名前で、直径2-10μm(マイクロミリ)の球状をした緑藻類です。
クロレラは、なんと地球の生命体の原点として20〜30億年前に誕生したと言われています。その長い歴史の中で、さまざまな環境変化や天変地異を耐え抜いて、姿を変えることなく、現代にまで生息し続けています。
冒頭でお伝えした強靭な細胞壁により守られてきたことと、繁殖力が非常に高いことが、この長きにわたり生息し続けられた理由であると考えられています。
単細胞緑藻のクロレラですが、その1つの細胞が20〜24時間ごとに四分裂して繁殖し、これは20日後には約1兆個に増殖する驚異的な繁殖力です。
こうしたことから、非常にパワフルな植物であるということがお分かりいただけます。
クロレラは、60%以上がたんぱく質で構成され、カロテノイド、鉄分、カルシウム、カリウム、亜鉛、ビタミンB群、食物繊維などを豊富に含んでいます。そんな栄養素の中でも特徴的な成分として挙げられるのが、クロロフィル(葉緑素)です。
クロロフィルは、緑色の天然色素であり、光と水と空気中の二酸化炭素から糖などの有機物を合成する光合成に不可欠な成分です。植物の成分ではありますが、人間の血液の色素であるヘム(ヘモグロビンの中の中心構造)と似た構造をしており、「緑の血液」と言われています。体内に摂取されたクロロフィルは、血液中で鉄と結合し、赤血球や筋肉のヘモグロビンなどの色素に変わります。
多くの機能性研究が論文として発表されており、日本でも親しまれているクロレラ。
豊富なタンパク質やミネラル、ビタミンを摂り入れ、内側からイキイキとしたパワフルさを育んでいきましょう。