「パッケージについて」
健康食品のパッケージって、素材感を全面に押し出しているものが多く、どこからどう見てもザ・健康食品というのが定番となっているように感じていました。
非常にわかりやすくて、なんだか”効きそう”な感じがするのがデザインから伝わってくる。。。けれど、Stick Remedyは後発も後発の誕生したばかりのブランドですので、名だたる先輩ブランドの中でもブランドとして認知をしていただけるようなデザインにしたいと考えていました。
そこで頭に浮かんでいたのが、本とCDです。
おそらく箱は、単行本サイズ、もしくは雑誌より少し小さいサイズ感になると考えていました。立てかけたら本やCDのように並べられると思いました。
漫画のように巻数が多いものは、並べた時に背表紙にも挿絵が入っていてそれだけで一つのストーリー性があったり、同じアーティストのCDはデザインに統一性があったりして、順番にキレイに並べた時に気持ちよさを感じるような、背表紙だけで世界観を感じられるものがあります。
Stick Remedyのパッケージも、そのように一つの「アート」として、目でも楽しんでいただけるようにしたいと考えました。
そこで、いつか仕事をご一緒したいと考えていた、現在はニュージーランド在住のイラストレーターである、Nozomi Yuasaさんに相談したところ、ご快諾いただき、イラストをご担当いただけることになりました。
実は、彼女とは地元が一緒で、展示会などでお会いすると仕事とは関係のない地元話で盛り上がったり、仲良くしていただいていました。
彼女のイラストは、なんだか見ていると動き出してきそうなハッピーオーラが満載のタッチで、彼女のお人柄が3Dのように飛び出してくる感じがあって大好きでした。
そして、Yuasaさんのイラストレーションをパッケージに落とし込んでいくために、デザイナーの清水祐さんもご紹介いただき、チームを組んでパッケージを作り上げていきました。
パッケージの表紙は、色がグラデーションになっているのですが、水にパウダーが溶け出して広がっていくイメージ、そして飲んでいただいた時に、栄養素が身体に満たされていくことをイメージしています。また、Stick Remedyが世の中に浸透していってくれるように、という願いもかけられています。
パッケージのフタを開くと、Yuasaさんのイラストが描かれていて、なんだか優しい気持ちにさせてくれますし、個包装にもメインの原料のイラストが描かれていて、持ち歩いていただく際にも気分をアップしてくれます。
パッケージのデザインを進めるにあたっての最初のミーティングでお願いしたことの一つは、誰かとシェアしたくなるようなデザインということでした。健康に関する情報って誰かとシェアしたくなりませんか?
Stick Remedyは持ち歩いていただけることを一つのコンセプトとしていますので、そんなお友達との情報交換の際に、話題にあげたくなってしまうような、そんなデザインにしたかったのです。
皆さんにもそのように思っていただけたら嬉しいです。